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フリマアプリや通販サイトで商品が売れた際は、購入者が気持ちよく商品を受け取ることのできるよう、丁寧に梱包しなければなりません。ちょっとした小物や衣類などは比較的簡単に梱包することができますが、傘などの長くて大きい荷物の梱包は難易度もやや高まります。
そこで今回は、傘の梱包方法を徹底的に解説します。傘を梱包する際の注意点や最適なダンボール、送料をなるべく抑えて送る方法も紹介するため、フリマアプリや通販サイトで傘を売ろうと考えている人はぜひ参考にしてください。
1.傘の梱包方法とは?
ちょっとした小物や衣類は梱包の難易度が低く、ダンボールも家の中にあるものを活用することが可能です。しかし、傘は基本的に細長いため梱包方法がわかりづらく、ちぐはぐとなってしまうケースもあるでしょう。
また、傘には傘そのものの強度を高めるために「骨」とよばれるワイヤーが数本ついており、たたんだ状態でも外部からの衝撃によりワイヤーが折れたり外れたりする可能性は十分にあります。そのため、購入者のもとへきれいな状態で届けるためにも、まずは基本的な準備物と梱包方法をおさえておきましょう。
ここからは、傘の梱包に必要なものと梱包のやり方を詳しく説明します。
【準備するもの】
- ●ラッピングシート・ビニール袋
- ●ハサミ
- ●気泡緩衝材・緩衝材
- ●ガムテープ・セロハンテープ
- ●ダンボール
(1)気泡緩衝材で傘全体を巻く
配送中の衝撃による傷・破損を防ぐために、まずは必ず気泡緩衝材を使用して傘全体を保護しましょう。傘よりも余裕をもった長さの気泡緩衝材の場合は、傘の下から斜めに巻き、最終的に余った部分は折り返してセロハンテープで留めます。あまり長さのない気泡緩衝材の場合は、傘の持ち手→傘の先端→傘の中心→傘全体の順番で巻いていきます。配送中の揺れなどで気泡緩衝材がずれてしまわないよう、ややきつめにセロハンテープを留めることが重要です。
(2)ラッピングシートまたはビニール袋で包装する
気泡緩衝材で傘全体を巻いても、雨や水にさらされるとすき間から中身の商品が水漏れする可能性があります。そのため、気泡緩衝材で傘全体を保護したあとは、傘のサイズに適したラッピングシートまたはビニール袋で密閉しましょう。外袋のある折りたたみ傘の場合も同様です。傘袋を代用するのもよいでしょう。
(3)ダンボールで梱包する
厚手の袋で梱包して発送することも可能ですが、耐衝撃性が劣ってしまい購入者の評価も下がる可能性があります。そのため、なるべく最後にダンボールで梱包するようにしましょう。
ダンボールは傘のサイズに適した長さで簡単に梱包することが最もおすすめですが、家にある一般的なサイズのダンボールをリメイクして活用することも可能です。ダンボールをリメイクする場合は、一度ダンボールを広げてから適切な箇所をハサミで切り、ガムテープなどでしっかり留めなければならない点に注意してください。
2.傘を梱包する際の注意点3つ
売れた傘を購入者のもとへ無事に届けるためには、梱包時にいくつかのポイントに注意しておく必要があります。ここでは、傘を梱包する際の注意点を3つ紹介します。
●ボタンの留め忘れに注意する
傘は基本的に、コンパクトにまとめるためのホック式ボタンがついています。もしもボタンの留め忘れがあったり、きちんとボタンを留められていなかったりした場合は、輸送中に傘地が広がり折り目がついてしまう可能性があります。ボタンをしっかり留めることで梱包もしやすくなるため、「傘がきれいにまとまっているか」「ボタンをしっかり留められているか」を確認してから梱包作業に入りましょう。
●先端・持ち手はしっかりと梱包する
傘の先端と持ち手の素材はプラスチックが多く、何らかの衝撃による傷がつきやすくなっていることが特徴です。輸送中は、想像しているよりも揺れが生じるため、プラスチック部分である先端と持ち手はなるべく頑丈に梱包するようにしましょう。また、先端の尖りが強い傘の場合はダンボールを突き破ってしまう可能性もあるため、先端部分も気泡緩衝材を折り曲げてきちんと保護するようにしましょう。
●しっかりと緩衝材を詰める
包装した傘をダンボールに入れる際、必ずどこかにすき間が出てきます。このすき間があれば、輸送中の揺れや衝撃で傘がダンボールにぶつかってしまい、破損する可能性もゼロではありません。そのため、ダンボールで梱包する際は緩衝材を使用して必ずすき間を埋めるようにしましょう。
3.傘の梱包に最適なダンボール6選
前述の通り、傘を梱包して送る際はダンボールに入れて発送することがおすすめです。袋に入れて発送する方法もあるが、傘の先端や持ち手が折れてしまうなどの可能性もあるため、安全に送りたいなら強度のあるダンボールが必要不可欠といえるでしょう。
ダンボールの入手方法には、主に「引越し業者から無料でもらう」「近隣のスーパーやコンビニエンスストアから無料でもらう」「ホームセンターで購入する」「ダンボール専門サイトで購入する」の4つがあります。傘のサイズに適したきれいな発送用ダンボールを購入したいなら、ダンボール専門サイトからの購入が最も手っ取り早いといえるでしょう。
ここでは、傘の梱包に最適なダンボールを6つ紹介します。
●720X130X45(N式額縁ロック付)(白)
「720X130X45(N式額縁ロック付)」は、傘に最適化された傘用ダンボールです。N式となっているため梱包が容易となっています。また高級感があるため、購入者からの評価が高まりやすい点も魅力です。
●パター・ウェッジ用発送箱
「パター・ウェッジ用発送箱」はゴルフクラブ用ダンボールですが、傘の梱包にも使用できます。ダンボールの形状はN式なため高級感がありながらも、安価に手に入れられる点が魅力です。
●ポスターケース【A0】Gフルート(段ボール)
「ポスターケース【A0】Gフルート(段ボール)」はポスター用ダンボールですが、傘の梱包にも使用できます。ダンボール紙は薄いものの、丈夫なGフルートを使用しているため、耐衝撃性も高いことが魅力です。
●【深さ80cm】野球用バット 梱包・発送ダンボール箱/【深さ90cm】野球用バット 梱包・発送ダンボール箱
「野球用バット 梱包・発送ダンボール箱」は野球バット用ダンボールですが、傘の梱包にも使用できます。深さ80cmと90cmがあるため、傘の長さに合わせて適切なサイズを細かく選択できる点が魅力です。
●巻ダンボール
「巻ダンボール」は、これまで紹介したダンボールとは異なり、柔らかい作りのダンボールとなっています。汎用性があるため、あらゆる形状の傘にマッチする点が魅力です。凹凸があるため、緩衝機能も十分に兼ね備えています。
4.梱包した傘を安く送る方法
売れた傘を安く送る方法は、傘のタイプによって異なります。傘には代表的な長い傘と、コンパクトに収納できる折りたたみ傘の2タイプが主にあり、タイプによって適した方法を選ぶ必要があります。
最後に、「折りたたみ傘」と「長傘(折りたたみ傘以外の洋傘)」に分けて、なるべく安い送料で送る方法を紹介します。
4-1.【折りたたみ傘】定形外郵便
携帯性の高い折りたたみ傘は、折りたたんだ際の全長サイズが30~40cmとなる商品が多々あります。また重さも200~250g程度と軽量タイプのものが多いため、定形外郵便で発送することがおすすめです。
定形外郵便で発送できる荷物の最大サイズは、下記の通りとなっています。
規格内 規格外 長辺34cm以内
短辺25cm以内
厚さ3cm以内長辺60cm以内
長辺+短辺+厚さ=90cm
定形外郵便の送料は、重量によって異なります。折りたたみ傘は軽いもので100~250g、重いもので300~500gと幅広いため、まずは発送したい傘の重量を量るとよいでしょう。
重量 料金(規格内) 料金(規格外) 150g以内 210円 300円 250g以内 250円 350円 500g以内 390円 510円
4-2.【長い傘】ゆうパック
長い傘はたたんだ際の全長が80~105cmと基本的に長さ(高さ)があるため、定形外郵便では送れないケースがほとんどです。主要な宅配業者の中でも、長い傘は「ゆうパック」が比較的安い料金で利用できます。
ゆうパックで発送できる荷物の最大サイズは、下記の通りです。
サイズ 60サイズ 長辺+短辺+厚さ=60cm以下 80サイズ 長辺+短辺+厚さ=80cm以下 100サイズ 長辺+短辺+厚さ=100cm以下 120サイズ 長辺+短辺+厚さ=120cm以下
出典:日本郵便「ゆうパック」
また、ゆうパックの送料は定形外郵便とは違い、差出元~発送先によって異なります。発送先によっては700円程度送料が高くなるケースもあるため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
最低料金 最大料金 60サイズ 810円 1,550円 80サイズ 1,030円 1,760円 100サイズ 1,280円 2,010円 120サイズ 1,530円 2,270円
出典:日本郵便「ゆうパック」
まとめ
売れた傘を購入者のもとへ無事に届けるためには、丁寧に梱包することが最も重要です。傘の先端や持ち手はプラスチック製となっており傷がつきやすく、傘地はワイヤーがあるため、全体的にしっかり保護することを心がけてください。
傘の梱包に適切な梱包資材(ダンボール・緩衝材など)を多数販売しております。耐衝撃性の高いダンボールはもちろん、高級感のあるダンボール・オーダーメイドダンボールも取り扱っているため、フリマアプリで売れた傘を発送したい人だけでなく、傘商品を販売する通販事業者の担当者もぜひチェックしてみてください。
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